概要

コンピュータ将棋のレーティング を行うための注意点と現在データが足りていないカードを紹介します。

測定方法

(以下、先代のレーティングサイトを加筆修正)

  • Yaneuraouの64ビット版を用いてNPS(Nodes Per Second)が一定になるように持ち時間を調整していただきます。やねうら王KPPT型評価関数ビルドの最新版を起動し、"bench 1024 4" (最後の4という数字は各自のパソコンで実際に対局をするスレッド数に合わせてください) というコマンドを入力し最後にNode/Secondという欄に出る数字(これがNPS)をツイッターにてお知らせください。対局に必要な秒数をご連絡いたします。なおNNUE型評価関数ビルドはNPSが異なりますのでベンチマークには使わないでください。

  • 対局する際の将棋エンジンの設定で特に注意すべき点は(1) Ponderは必ず切る、(2) Hashメモリは1GB、(3) 時間切れ防止機能(Apery系列で言うByoyomi margin、やねうら王系列で言うNetworkDelay)を0にする、(4) 定跡は基本的にはoff (ただし定跡に大きな工夫があるソフトはonにしています)にする、(5)投了値が設定できるソフト同士の対局の場合は3000点に設定する点です。わからない部分があったら対局を始める前に必ず確認してください。

  • 測定に用いることができるパソコンはWindows またはLinuxのデスクトップPCです。長時間対局を行いますので排熱がしっかりとしたものをお使いください。ノートパソコンは省エネ設定により途中でNPSが変化し、また加熱によりハードが破損する可能性があるので使わないでください。Windowsの場合、Windows updateにより途中で測定が中断した場合は二回に分けて測定していただいても結構です。

  • 対局データは棋譜(kif形式)にノード数や読み手を残すように設定して行ってください。(ShogiGUIが便利)棋譜ファイルから読み取った勝敗が公式データとなりますので、棋譜をダウンロードできるようにしてください。棋譜は当サイトからダウンロードできる形になることをご了承ください。棋譜ファイルがない対局結果はデータとして採用しておりません。

  • レーティング測定の対象は、(1)大会に出場したソフト(2)ブログやGitなどでどのようにして作られたソフトなのかある程度明確に書かれているソフトです。調られていないソフトでレート表に載せるべきものがありましたら管理人にご連絡ください。

  • 優先カードはこのページに掲載されます。各カード200局以上をめやすに測定してください。測定を始めたら、どのカードを測定しているのか、管理人にご連絡ください。棋譜から正しい設定がなされていないことが疑われる場合や、優先カード以外の対局については、データとして採用しない可能性があります。はっきりしない場合は事前に相談していただけると幸いです。

優先カード一覧

レート測定をより正確に行うために、特に優先して組んでもらいたいカードの一覧を纏めています。

  • 今の所なし